症状と治療法 [スポーツ傷害編]

春日TT-AH施術手法(玉垂療法)

玉垂療法 症状と治療法 [スポーツ傷害編]

概論 Ⅲ

テニス選手の肘痛症と野球投手の肘痛症はケガの仕方が全く違います!

症状
テニス選手が発症させる肘痛症は肘関節の外側に痛みを出すタイプで正式な呼び名は上腕骨外側上顆炎です。又、この傷害はフォアハンドで打つ時に痛みが出るフォアハンドテニス肘とバックハンドで打つ時に痛みが出るバックハンドテニス肘の二種があり、フォアハンドテニス肘はバックハンドで打っても痛みは殆どありません。その反対で、バックハンドテニス肘の選手がフォアハンドで打っても殆ど痛みはありません。しかし、この二種の肘痛症はいずれであっても痛みの出る部位は同じで、それは肘関節の外側上顆と呼ばれるところです。
玉垂療法
玉垂療法では、テニス肘には伸筋代謝力の復元を中心に捉えながら回内筋、回外筋との協調力を回復させ、この傷害を終息させます。 他方、野球肘痛症は関節並び合わせ術で肩甲骨の滑り移動範囲を広げ上腕二頭筋と上腕三頭筋の運動反射力と肩部筋群の代謝力を復元させ、この傷害を終息させます。
詳細
この二種の肘痛症はいずれであっても痛みの出る部位は同じで、それは肘関節の外側上顆と呼ばれるところです。ところが、レントゲン検査でそこを見ても何の異変もありません。このように痛みを発している関節部分には何ら異変がないにも関わらず、その部分が痛むようなことを反射痛と呼び、テニス肘痛はこの反射痛が大きな特徴です。テニス肘の発症原因は強く打った後の「ラケットの速い引き戻し」です。この傷害は最初に伸筋である腕トウ骨筋に痛みを感じ次に回外筋や回内筋の機能低下が加わり発症します。これらの筋肉群が最もダメージを受ける動きは過度なブレーキングです。又、テニス競技は上肢の内転、外転の動きを三角筋と大胸筋の外転位120度以内で大半が行われていることから「筋肉の習慣的機能の転倒阻害」は基本的には見らません。 他方、野球投手の肘痛症はテニス選手と痛みの出口も発症の原因も全く異なります。野球投手の肘痛は肘関節の内側に出現し正式には上腕骨内側上顆炎と名称されています。つまり、テニス肘の外側上顆に対し野球肘は内側上顆です。発症原因もテニスとは全く異なり、野球投手は上腕筋群の伸筋である上腕三頭筋と屈筋である上腕二頭筋の強調不全が主な原因で痛みを発しています。これは筋肉のアクセル系に生じた傷害です。この傷害は投げる時に上腕の位置が通常より下がった時に痛みや違和感を生じさせ、それが続くと発症に至ります。これは「筋の習慣的機能の転倒」が阻害されている事を現しています。何故なら、投げる時に上腕位置が下がると、肘の位置も下がります。つまり、モーターポイントの移動が大きく起きており、これは筋機能の低下が上肢筋群で生じていることを現しています。

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